2026年:丙午(ひのえうま)の年 グローバルなデジタルアセット基盤を加速させる、Curvegridの歩み
2026/01/06
2025年のデジタルアセット市場の概況
The Blockが発行した「2025 Digital Assets Outlook Report」によると、暗号資産市場全体の時価総額は約3.8兆ドルという過去最高水準に到達しました。機関投資家の参入は前年比30%以上増加し、ハイブリッド型の金融プロダクトが従来金融とデジタル金融の境界を曖昧にしつつ、トークン化は本格的な普及フェーズへと進みました。
2025年は規制面でも前進が見られ、世界30以上の法域でステーブルコイン規制が進展しました。

こうした流れの中で、デジタルアセットは引き続き暗号資産・フィンテック分野の中心的存在であり、Ethereumエコシステムはその進化を牽引する中核であり続けました。2025年を通じて、Ethereumは多くの企業にとって「選ばれるネットワーク」となり、トークン化された実世界資産(RWA)、ステーブルコイン、DeFi、エンタープライズ向けブロックチェーン施策まで、幅広い用途の基盤として活用されました。
特にEthereumにおける機関投資家の採用は大きく加速し、ETFや企業の準備金がETH総供給量の約8%を管理するまでに至りました。J.P. MorganがEthereumメインネット上で初のトークン化マネーマーケットファンドを立ち上げたほか、Securitizeが翌年に向けてL1上での規制対応株式の発行計画を発表するなど、TradFi企業の参入も相次ぎました。
プロトコルレベルでも着実な技術進展があり、ブロックチェーン活用は「実験」から「本番運用」へと移行しています。Ethereumトランザクションにプライバシー機能を追加するツールキット Kohaku、EIP-7702、フィンテック領域でのL1採用拡大、スケーラビリティへの注力などにより、現実世界のユースケースが次々と稼働し始めました。
Curvegrid、デジタルアセット領域へのコミットメントをさらに強化
急速に進化するデジタルアセット環境を背景に、2025年はCurvegridにとって大きな転換点となりました。そしてその勢いは、2026年へと引き継がれています。デジタルアセットが成熟し、エンタープライズ導入が加速する中で、私たちはブロックチェーンを活用した金融プロダクトを、安心して立ち上げ・運用・拡張できる基盤づくりに、より一層フォーカスしています。
2026年に向けて、トークン化およびデジタルアセット施策への支援を深めると同時に、エンタープライズ向けブロックチェーン開発プラットフォーム MultiBaas の進化を継続しました。2025年には以下の取り組みを行いました。
フロントエンド/バックエンドUIの改善
EIP-7702 の委任状態を確認できるアプリ (EIP-7702 Delegation Checker) の開発
既存の15ネットワークに加え、以下3ネットワークを新たにサポート
Lisk
Filecoin
XRPL EVM Mainnet
私たちの取り組みの中心は、PoC(概念実証)から本番環境への移行を支援し、既存システムとオンチェーン基盤の橋渡しを行うことにあります。
Japan Smart Chain:日本における次世代デジタルアセット基盤
Curvegridチームは、日本のソブリンL1ブロックチェーンである Japan Smart Chain(JSC) の構築に深く関わってきました。JSCは、Ethereum互換プロトコルを採用し、私たちのブロックチェーン基盤 MultiBaas によって支えられています。
2025年半ばには、Kaiganテストネットが無事にローンチされ、福岡・東京で2回のコミュニティイベントを共催しました。現在もエンジニアリングチームは、JSCの中核となる Mizuhikiプロトコル の本番化に注力しており、今年のメインネットローンチに向けた基盤整備を進めています。

2025年の主なイベント活動
私たちはプロダクト開発にとどまらず、Ethereumエコシステム全体への貢献を続けてきました。2025年には、以下を含む5つのハッカソンをスポンサーしました。
ETHGlobal Taipei(4月)
ETHGlobal Buenos Aires (11月)


中でも印象的だったのが、7月30日に東京で開催したEthereum 10周年記念イベントです。ETHGlobal、メルカリ、AKINDO、学生web3連合をはじめとする国内パートナーと共に開催しました。

また、2025年には9回のワークショップを実施しました。気仙沼での少人数制テクニカルセッションに加え、Dev3Packなどの学生開発者コミュニティや、ナイロビのビルダー向けにオンラインワークショップも開催し、Liskブロックチェーン上での開発方法をMultiBaasを通じて紹介しました。

登壇活動も活発に行い、共同創業者のJeff WentworthはETHTaipeiでBlobsについて講演。
また、William MetcalfeはWebX期間中のWeb3Salon VC Connect、JETRO支援のもとアブダビで開催された GITEX Global 2025、そして大阪での EDCON に登壇しました。

2025年の海外カンファレンス参加
2025年は、世界各地で開発者・パートナーとの交流を深めました。
北米
アジア太平洋
中東
南米
駆け抜ける2026年へ
2026年(丙午・Fire Horse)の年を迎え、Curvegridチームは引き続き勢いを持って前進していきます。
丙午は、スピード、強靭さ、そして大胆な前進を象徴します。これは、私たちがデジタルアセット基盤の未来を築くうえで大切にしている価値観そのものです。
今年は、グローバルなフィンテック/Web3エコシステムにおける存在感をさらに高め、開発者やエンタープライズとの関係を一層深めながら、実験段階にとどまらない、スケール可能なビジネスへの移行を支援していきます。
Happy New Year!
2026年もどうぞよろしくお願いいたします。
