2024年の振り返り:革新、協力、そしてコミュニティ

2025/01/08

2025年、巳年を迎え、ブロックチェーン業界は引き続き急速な進化を続けています。
2024年には、ビットコインが100,000ドルに達し、L2にロックされた総価値(TVL)が550億ドルに達しました。また、EVMは次点のプラットフォームと比較して3.6倍の開発者数を誇り、依然として最も支配的なブロックチェーン基盤であり続けています。

イーサリアムのロードマップの進展には、称賛すべき点が数多くあります。昨年を振り返ると、スケーラビリティとEVM互換性が重視されており、多くのL1エコシステムがL2に移行していることが見受けられました。その結果、EVMは開発者向けテックスタックとしての地位をさらに確固たるものにしています。

こうした進展を象徴するものとして、イーサリアム財団のジョシュ・スタークがバンコクで開催されたDevconにてイーサリアムの現状を俯瞰する基調講演を行いました。その内容は、私たちが日々感じているEthereumの勢いと、ブロックチェーン全体における中心的な役割を改めて裏付けるものでした。

開発者の「速さ」を支える MultiBaas の進化

Curvegridは、開発者がDappsを効率的に構築し、市場投入を迅速化できるよう支援することにコミットしています。2025年のスタートにあたり、を私たちの主力製品であるMultiBaasに複数のアップデートを導入し、機能性とユーザー体験をさらに改善しました。

主な新機能は以下の通りです。

Curvegridが加盟するブロックチェーンゲームアライアンスは、8月号の雑誌で私たちの機能リリースを特集しました。これらのアップデートは、ブロックチェーン開発時間を短縮し、参入障壁を下げるという私たちの継続的な取り組みを反映しています。

エコシステム組織のためのブロックチェーンソリューション

新たなパートナーシップや統合により、Curvegridの取り組みはさまざまな業界へと広がっています。主な事例は以下の通りです:

  • LIFULL - NFTeapotを通じて、日本有数の不動産企業におけるブロックチェーン施策を支援

  • Callback - Scaling Ethereum アフターパーティーにおけるNFT配布を共同で検証

  • MCB Web3 - 日本のMCB Web3カタログに参画

  • Evermore Labs - リコマースを通じて持続可能なファッションを推進

  • Arthera ChainおよびOptimism - MultiBaasの統合により、新旧さまざまなエコシステムを支援

今後も新たなパートナーシップ、技術的強化、そしてエコシステムへの貢献を通じて、取り組みを拡大していきます。

継続的な学習と技術探求

この業界における技術進化のスピードは非常に速く、継続的なキャッチアップを怠ると、すぐに取り残されてしまいます。2月、チームは白馬に集まり、1週間のR&Dオフサイトを実施しました。ゼロ知識証明アカウントアブストラクション、およびマルチシグウォレットといった技術テーマを深掘りしつつ、「JAPOW」でのスキー(と少しのスプリットボーディングテクニック)も楽しみました。

こうした取り組みの成果として、ソフトウェアエンジニアの tawago が、ScrollLevel Upプログラムにおいて、MultiBaasを用いたSemaphoreベースのメンバーシップ証明アプリケーションに関する記事で賞金を獲得しました。これは、MultiBaasがゼロ知識証明のような先端Web3技術と統合できる方法を示す好例です。tawago、おめでとうございます。

受賞記事はこちら: https://medium.com/@orihaka.tawago/proof-of-membership-using-semaphore-on-scroll-eb9fcff22c25

Curvegridでは、急速に進化するWeb3領域において常に一歩先を行けるよう、チームメンバーの学習と成長を積極的に支援しています。最近の取り組みには以下があります。

これらの取り組みは、専門性を高め続けることで、Web3の課題と機会に的確に対応できる体制を整えるという、私たちの姿勢を表しています。

グローバルでの存在感拡大

2024年には、Curvegridは数多くの主要イベントに参加し、開発者コミュニティとの接点を世界各地で広げました。:

講演活動:

イベント共催:

ハッカソンのスポンサー:

グローバルブロックチェーンウィーク: 様々なグローバルイベントでスポンサー、審査員、メンター、および参加者として活動します。

技術ワークショップ: 開発者は私たちのツールに慣れ、多くの時間をかけずに

イーサリアムエコシステムにおける進展を振り返って

2024年には39,148人の新しい開発者が暗号資産領域に参入し、イーサリアムは開発者活動の最も活発なエコシステムとなりました。(出典:Electric Capital Developer Report

イーサリアムのロードマップは今年大きく進展しました。

主要なハイライトには:

  • BLOBs イーサリアムのスケーラビリティを向上させるデータ層

  • ZKPsの台頭: ゼロ知識証明がプライバシー重視アプリケーションでの活用拡大

  • L1からL2への移行: スケーラビリティ、安全性、EVM互換性を向上させるためにロールアップ中心のアーキテクチャが主流に

  • アカウントアブストラクション:ウォレットとUXの簡素化

  • Holeskyテストネット イーサリアム最大のテストネットとして始動


    Curvegridは、こうした変化の中で開発者を支援できることを誇りに思っています。

2025年への展望

2024年はイーサリアムにとってエキサイティングな年でしたが、2025年の展望も楽しみです:

私たちはまた、新しいパートナーシップ、技術的強化、エコシステムの共同作業と貢献を通じて、リーチを拡大することに尽力しています。

Solidityを学び始めたばかりの方から、経験豊富なビルダーまで——
MultiBaasを使ってプロジェクトをデプロイした方、イベントでお会いした方、あるいは私たちと共にブロックチェーンの可能性を探ってきたすべての方に感謝します。

これからも MultiBaas とともに、皆さんのWeb3開発を支援していきます。

Happy New Year! 🐍

https://www.curvegrid.com/snake